Mカフェはデイサービスが運営していた『オレンジカフェ(認知症カフェ) 』の同窓会から派生した任意団体です。高齢者の居場所づくり・移動手段など社会課題を解決しながら同じ考えを持つ同志を募ってNPO法人にしていくことを目指して活動しています。
始まりはオレンジカフェ
コロナ禍に突入した2020年、認知症予防に力を入れていたデイサービス『アクティブクラブさくらそう』がオレンジカフェ(認知症カフェ)『アクティブ倶楽部』の運営を開始した頃から地域の方との交流が始まりました。
認知症カフェを地域の方に知ってもらうために、様々な地域の交流サロンに出向いて告知をさせていただいたのがきっかけでしたが、どのサロンも素晴らしい取り組みをされており、逆に勉強させてもらいに何度も足を運ぶようになりました。
地域交流サロンの良さ
デイサービスのような入浴サービスはやっていないものの、それ以外の体操や脳トレに関してデイサービスと同じような取り組みを行っている地域交流サロンのボランティアの方々を目の当たりにして衝撃を受けました。
それから私たちは様々な地域交流サロンに参加させていただき、地域交流サロンの皆様も私達のオレンジカフェに参加していただきました。そうしているうちに気づいたら私たちの認知症カフェは地域交流サロンのような場になっていました。
デイサービス職員が運営しており、プログラム内容にはデイサービスで実施している内容も入っているので『デイサービス』と『地域交流サロン』の中間的な存在になっていたように思います。
地域で聞いた衝撃の言葉
デイサービスから外の世界に足を踏み出して地域に飛び出してみたら、こんな声を聞くようになりました。
「デイサービスなんて行かない」
「あんな所に行ったらお終い」
地域交流サロンで行っている体操や脳トレ、デイサービスで行っている体操や脳トレ、どれも同じ人間にとって良い事なので、どれも似ている内容を行っています。
なのに何故このような溝があるのか…
デイサービスは仲介業者(ケアマネさん)を通して紹介してもらうサービスなので介護事業者側で必要だろうと思うサービスになっていく傾向にあるように感じます。
本当に介護サービスが必要不可欠になった方で家族も利用してほしいと願っている(もしかしたら本人の意思は尊重されないかも?)高齢者をターゲットにした方が経営的にも無難だからだと思います。
止む無く施設入所となる方
元気な高齢者だったのに段々と体力・気力が落ちていく過程で地域交流サロンで活躍している方が支えとなり、立ち向かっている。ただ、その領域を少し超えた時、手に負えなくなる。
デイサービスなど介護事業にお世話になるほどではないが、地域交流サロンでは支えきれない様な狭間にいる方を支えるような物が足りないと感じました。
介護サービスにお世話になっている方の方が体力を維持しており、交流の場を持ち続けている。一方で、そのチャンスを逃して介護サービスを利用していない高齢者の方が急激に体力・気力が落ちていき、社会との接点をなくし、家族も手に負えなくなり、結果的に止む無く施設入所となる方を多く見かけるようになりました。
地域の相談員になりたい
急激に体力・気力が落ちた高齢者を介護事業を紹介されても介護事業側も何もできず、本人の気持ち的も追いつかず何もしてあげられない(サービスに繋げられない)という事例をいくつも見てきました。これは重度化した方を受け入れる事業者では触れるとのない現象かもしれません。
今まで自分は介護事業者(デイサービス)の相談員ではあったが、地域の相談員ではなかったと感じるようになり、この隙間を埋めるような存在でありたいと思うようになりました。
オレンジ ⇒ ミカン へ変更
チームオレンジという話が出てきた2024年頃、役場の方から「オレンジカフェ『アクティブ倶楽部』もチームオレンジに入りますか?」と聞かれた時、自分達の作ったオレンジカフェは少し違う路線に向かっている事に気づきました。
チームオレンジの考えは大事だと思うので、認知症に対する取り組みには協力しながらも、自分が大事にしていること・自分にできることを活かしながら、少し違う方向に進みたいと考えるようになったのはこの頃でした。
そこで2025年3月からオレンジカフェを休止し、新しく会の名前を変えて新たな活動を始めることにしました。
認知症に対する考えは変わらないので全く違う訳ではなく、少しだけ方向性を変えようと思ったのでオレンジに似た和風の果物『ミカン』をイメージして
『ミカン(Mikan)カフェ』
という仮称をつけて今までと違う開催方法を考えるようになりました。
頭文字の「M」は何か?
これは良く聞かれる質問なのですが、Mカフェの「M」…実はミカンの「M」だけではないのです。これまでお世話になった宮代町(Miyasiro)にいる地域のみんな(Minna)で今までのオレンジカフェのような居場所を作っていきたいと考えたので、それらの要素を含める意味で頭文字「M」を使った名前にしました。
『 Mカフェ(えむ かふぇ)』
これが頭文字Mの由来です。
人との繋がりを大事に
『人+地域+団体+店舗+介護事業』
人と人が繋がり、色んな地域の方が繋がり、地域の団体の皆さまと繋がり、地域で頑張っている店舗の方々と繋がり、そのうち自分の領域であった『介護事業』とも繋がっていけたら、と思いました。
この繋がりが少しずつ広がっていったら良いな…という想いもあり、みんなが繋がっていくイメージでプラス記号を含めた『+M』をロゴにすることを決めました。
オレンジTシャツのロゴ
友人に『+M』と『みかん』の2つのキーワードを伝えてロゴのデザイン作成をお願いしたところ10個以のロゴ案を作って下さったので、それまで関わって下さったメンバーの皆さまに投票をお願いして決まったのが、このロゴです。

これをプリントしたオレンジのTシャツが『オレT』の第一版です。
『Mカフェ』
~高齢者の居場所づくり~
目指せ
認知症フレンドリーな居場所
自分達で作る楽しい場は居場所になる
↓
居場所ができたらなるべく長く居たい
↓
長く居られる場にするには何が必要?
その答えは…こう考えています
①人との繋がりが続く仕組
②人と会うための移動手段
③認知症フレンドリーな場
仮に①と②が実現しても、
その次に欠かせないのは、
③になってくると思います